皮膚症状

B男「S博士、性感染症で皮膚に症状が現れるのは性器だけですか?」

S博士「そんなことはないよ。病気によっては全身の皮膚に症状が現れることがあるんだ。例えば、HIVに感染すると免疫力が弱まるため、皮膚が様々な炎症を起こしやすくなるね。普通は体力や免疫力のある20代で帯状疱疹にかかったら、念のためHIVの検査も受けた方がいいね。梅毒でよく言われるこぶのようなしこりも、性器の近くだけでなく全身にできることがあるよ

A子「性器の皮膚に症状が現れる性感染症はどんな種類がありますか?」

S博士「性器ヘルペスの場合、最初は性器からおしりふきんの皮膚が痒くなるね。その後、水疱ができ、それが破けて激しい痛みを伴うよ。トリコモナス膣炎やカンジダ膣炎も性器の痒みや痛みを伴うね」

B男「男性の場合はどうですか?」

S博士「男性の場合も性器ヘルペスでは陰茎に水疱ができることがあるよ。尖圭コンジローマは始めに米粒のような小さなぶつぶつができて、徐々に成長して尖ったイボのようになったり、ひどくなるとカリフラワー状になってしまうよ

B男「うわあ!!聞いただけで恐くなってきました。他にも皮膚症状がでる性感染症はありますか?」

S博士「ヒゼンダニというダニが皮膚に寄生する、疥癬という病気があるね。皮膚の接触により感染するため、以前は性感染症として扱われていたけれど、現在では老人の介護などで感染してしまうこともあるんだ。ワキのまわりや性器が赤くただれ、強い痒みが出るよ。疥癬は指などに症状がでることもあるよ」

A子「性感染症で皮膚に症状が出たら、薬局の薬では治せないのですか?」

S博士「基本的に性感染症は病院を受診しないと治せないよ」

B男「親には言いにくいなあ…」

S博士「まだ親の健康保険に入っているうちは、どの病院で診察を受けたかの記録が親のところに届くから、保険証だけ持って隠れて行ってもどうせわかってしまうよ。皮膚症状が現れているならとにかくすぐに受診して治療を始めなければいけないね」

「皮膚に異常があったら、ためらわずに検査を受けましょう!」