トリコモナスってどんな病気?

原生生物のトリコモナス原虫が性器に寄生し発症する病気

性行為で感染しますが、性行為以外でも公共の場所での便座の共有とかでも感染します。

男性は症状がほとんどなく、女性は症状が出やすいとされる原虫由来の性病です。

A子「S博士、私最近、おりものが増えたんです」

S博士「色や匂いもあるのかな?」

A子「はい。ちょっと黄色っぽくて悪臭がします。性器の痒みもあるんです」

S博士「黄緑色で泡状の、匂いの強いおりものが増えたのならば、トリコモナスかもしれないよ。すぐに病院で検査を受けた方がいいね」

B男「トリコモナスってどんな性病ですか?」

S博士「トリコモナスというのは、目に見えないくらい小さな原虫だよ。顕微鏡で見るゾウリムシのようなものだね」

B男「男性にはどんな症状が出るのですか?」

S博士「淋病は女性の方が症状がでないけれど、トリコモナスの場合、男性の方が症状がでないんだ。あるとしても軽い排尿痛くらいで気づきにくいよ。女性でも20%~50%程度の人は症状が出ないと言われているね」

A子「治療しないでいるとどうなってしまうの?」

S博士「膣の炎症が卵管まで進んでしまうね。そうなると不妊症になりやすかったり、流産や早産の原因になることもあるよ

A子「検査はどんなふうにしますか?」

S博士「女性の場合は膣からの分泌物を顕微鏡で見てトリコモナスの原虫がいるかどうか確認するよ。男性は尿や尿道からの分泌物、精液などを同じく顕微鏡で確認するね」

A子「S博士、トリコモナスは性感染症ですよね?私、心当たりがないんです…」

S博士「最近大浴場に行ったことはないかな?」

A子「あります。近所にスーパー銭湯ができて、母がお気に入りなので私も一緒にしょっちゅう行ってます」

S博士「トリコモナスの原虫は乾燥した環境では死んでしまうのだけれど、水に強いんだ。体内から出たトリコモナスが濡れた風呂場の椅子などで生きていて、そこから感染することもあるよ。だから性交渉の経験がなくてもトリコモナスに感染する可能性はあるんだ」

A子「治療はどんな方法ですか?」

S博士「医師が処方した抗原虫剤を服用するよ。女性は膣剤を併用することが多いね」

B男「性交渉がないのに感染してしまうなんて気の毒だなあ」

S博士「風呂場の椅子は洗ってから使う、感染者のタオルは使わないなど、性交渉以外にも注意が必要だね」

「性行為以外でも感染するので、怪しい症状がある場合は検査を受けましょう!」