B型肝炎とC型肝炎ってどんな病気?

肝炎ウィルスが感染し発症する疾患

B男「S博士、B型肝炎やC型肝炎は性感染症ですか?」

S博士「B型肝炎ウィルスは性行為でも感染しやすいから性感染症と言えるね。C型肝炎は血液感染が多く、B型肝炎に比べると感染力は弱いよ

A子「血液感染って?」

S博士「ウィルスがあることに気づかず輸血してしまうこともそうだけれど、注射針の使い回しやハリ治療、入れ墨のハリなどで感染することもあるね」

B男「どんな症状が出ますか?」

S博士「肝炎はどの型も初期症状は倦怠感、頭痛、食欲不振など風邪によく似た症状だね。徐々に悪化して発熱、嘔吐、吐き気、肝臓の肥大、黄疸、褐色の尿など症状が現れてくるよ」

A子「初期の症状は自分では気づきにくいですね」

S博士「そうなんだ。肝炎全般的に、自分では症状に気づかず、血液検査でわかることが多いんだよ」

B男「献血をすれば無料で血液検査をしてもらえますよね?」

S博士「B男くん、それは間違いだよ。献血で本人に知らせてもらえる血液検査は、コレステロール値など本人の健康維持に役立つ検査だけなんだ。HIVやB型肝炎など性感染症の検査はもちろん輸血前に行われるけれど、それは輸血による感染を防ぐためなんだよ。HIVは感染してすぐの場合その検査で陽性が出ないことがある。そのまま輸血されてしまった人がHIVキャリアになったという事件も起こっているよ。検査のために献血をするという勘違いは良くないね」

B男「そうなんですね。すみませんでした」

A子「B型肝炎、C型肝炎の治療方法はあるのですか?」

S博士「肝臓がウィルスに破壊されるのを遅くして守るための薬と、直接ウィルスに働きかける抗ウィルス薬があるよ。インターフェロンなどが代表的だね。肝炎は悪化すると劇症肝炎や肝硬変、肝がんなどで死亡することもあるから早期の治療が必要なんだ」

B男「通常の健康診断ではわからないのですか?」

S博士「性感染症と同じで検査項目に入っていない場合発見できないことが多いね。自分から検査を申し出るといいよ。女性の場合母子感染を防ぐために、母子手帳に沿った検診でB型肝炎の検査もあるよ」

「発症するまで自覚症状が出ないので、検査を受けるようにしましょう!」