エイズの治療

看護師

A子「S博士、HIV検査を受けて陽性になった場合、どうしたらいいですか?」

S博士「まずは病院へ行くことだね。総合病院へ行って自分が受けた検査結果を伝えよう」

B男「もし自分が感染していたら、恥ずかしいし言いにくいなあ…」

S博士「その気持ちはわかるけれど、すぐに病院に行くべきだね。今はHIVに感染していても発症しないように抗HIV薬を使って治療していくんだ」

A子「HIVウィルスを撃退する薬なんですか?」

S博士「残念ながら今はまだ、HIVウィルスを完全に死滅させることができる治療方法はないんだ。抗HIV薬は、以前は副作用も大きかったことからCD4陽性リンパ球の数がかなり減ってから投与していたけれど、今はかなり早くから抗HIV薬を数種類服用するようになってきたよ」

A子「早く治療を始める方が、エイズの発症を送らせることができるんですよね?」

S博士「そうだね。早期に抗HIV薬を服用する治療を始めることには、メリットとデメリットがあるよ。HIVウィルスが増えるのを抑えたり、エイズの発症を送らせたりするかわりに、副作用があったり、後の治療で使う薬の選択肢が減ってしまったりするんだ」

A子「数種類の薬というのはどういったものですか?」

S博士「以前は1~2種類の抗HIV薬だったのだけれど、すぐに耐性ができてしまって効かなくなることが問題だったんだ。今は、強力な抗ウィルス療法(HAART)として、3~4種類の抗HIV薬を服用するよ。そのことにより、以前と比べて飛躍的にHIV感染者のエイズ発症が抑えられているね」

A子「エイズの治療は保険が適応されるのですか?」

B男「ずっと抗HIV薬を飲み続けるなんて、お金がかかりそうで心配です」

S博士「一定の条件を満たせば、身体障害者手帳が交付されるよ。認定されると医療費は軽減されるから、お金の心配をするよりも、とにかく病院へ行くことだね」

B男「わかりました。もし自分が感染しているとわかったら、すぐに病院へ行きます」