HIVの感染経路と予防

コンドーム

A子「S博士、HIV感染者と一緒に暮らすと感染の危険はありますか?」

S博士「HIVウィルスは空気感染しないから、一緒に生活するだけでは感染しないよ」

B男「HIVウィルスの感染経路を教えてください」

S博士「まずは精液があるね。射精の前に出ているカウパー氏腺液は知ってるかな?」

B男「我慢汁とか先走り液とか言われてる透明なものですよね?」

S博士「そうだよ。そのカウパー氏腺液にもHIVウィルスが含まれているから、注意が必要だよ。女性の膣分泌液にもHIVウィルスは存在するよ」

A子「だから感染予防にはコンドームが必要なんですね」

S博士「そうなんだ。HIVウィルスは血液や母乳を媒体としても感染するよ。母子感染がそれだね」

B男「唾液はどうですか?キスでも感染しますか?」

S博士「唾液や汗、涙からの感染は心配しなくていよ。感染経路は限られているから、もし家族が感染してもあまり神経質になる必要はないけれど、恋人や配偶者など、性交渉をする相手が感染した場合は注意が必要だね」

A子「相手がコンドームの着用を嫌がると、強く言えずに困ります」

B男「僕も、最初はちょっと生で入れさせてもらったりしちゃいます」

S博士「さっき話したようにカウパー氏腺液にもHIVウィルスは含まれているから、途中からコンドームを装着しても正しい予防にはならないね。A子ちゃん、女性用のコンドームというのもあるよ。正しく装着できていれば、男性がコンドームをしたのと同様の効果が認められているよ」

A子「聞いたことはあります。男性用のコンドームと比べて高価なんですよね」

S博士「相手がどうしてもコンドームを嫌がるなら、自分を守る方法のひとつとして知っておいた方がいいね。ただ、自分が女性用のコンドームを着用しているとき、相手もコンドームをしてしまうと摩擦ではずれたり敗れたりするから注意が必要だよ」

B男「性交渉をする前に、ちゃんと話し合える相手だといいよね」

A子「私もそう思うな」

S博士「そうだね。不特定多数との性交渉や、行きずりような人との性交渉はHIV感染の恐れがあるから絶対に避けるべきだよ」